クラシック映画の雰囲気を楽しむ。
俳優陣のドアップの表情を陰影、単色のライトアップを効果的に使い分けて、技ありの演出を魅せる。
ここで大事なのはその技法に負けない俳優。ケイトウィンストンはもってこいだ。たまにいい女、たまにブサイク、たまに恋い焦がれる少女、たまに恋に溺れるババア、、、まだまだある。
赤を基調としたライトアップが抜群に似合うのもポイント。
十分楽しかったが、サスペンスの部分の緊張感、不倫劇のエロティックさが足りなかった。前者は話のボリューム的に仕方がないか。後者は10年前のSexybackなら適役だったと思う。
点数は全てケイトに捧ぐ。