風来のリヨナ

アンシーン/見えざる者の風来のリヨナのレビュー・感想・評価

アンシーン/見えざる者(2016年製作の映画)
2.6
とてもスローペース。

製材所で働くボブ、元ホッケー選手らしいがケンカとか問題行動があったため有望視されてたものの辞めた経歴。「娘がもう全然言うことを聞かない」「父親が必要」とか元妻からコールがあるけど、そっけない。

何かヤバそうなクスリにも手を出してるっぽいボブ。金が無い。バイヤーのボスから「荷物を運ぶだけ!簡単な仕事!」と言う、フィクションにおいて100%簡単だったことは無い仕事を受ける。ついでに娘のとこに顔出すか…ただ彼、身体が次第に消滅していく謎の奇病に罹っており、それが加速的に進行し始め…みたいな。

中盤までは全カットで良かったんじゃないかというくらい展開が遅く、ほんのり匂わす程度で透明人間のとの字も無い。ただ、何やかんや展開し出すと割と変わった方向に発展したり、侵食ビジュアルの強烈さだったりで結構ダメージをリゲインする。

個人的に気に入ったのは、「行方不明の子供を探し続ける親になりたくない」って台詞と、漢方屋の感じ、侵食ビジュアルです。
風来のリヨナ

風来のリヨナ