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プライム・ターゲットのNoAceJustYouのレビュー・感想・評価

プライム・ターゲット(2016年製作の映画)
2.1
2021/5/29鑑賞。42点。

<見所>
・国家元首による、テロリストのための、国家元首暗殺計画
・家族を人質にされてもテロリストに抵抗するベルギー首相の姿は、まるで「エアフォース・ワン」のハリソン・フォード??
・何度裏切られてもチャンスを与える心の広いテロリスト。こういう人が教師に向いてるのかも。
・愛人がパッと見美人(大事なことなのでもう一度。パッと見美人)、声優が聞くに耐えない
・誘拐される家族の子供はだいたい病気持ってるのなんで?
・プロットは、ドラマ「24」のシーズン1。
・途中まで、首相・妻・娘の家族構成だったのに、ラスト顔も見たことない男の子が家族団欒の場にいる。4人家族かよ!!
・アメリカ大統領の名前が明かされないのはなぜなんだろう?

<あらすじ・ネタバレあり>
アメリカ大統領との会談を控えるベルギーの首相・デフリーゼは、妻と娘を誘拐される。犯行グループの目的は、アメリカ大統領の暗殺。暗殺の実行犯として、グループは大統領に接近できるデフリーゼを選んだのだ。
(このプロットは、ほぼ24のシーズン1じゃん・・・)

デフリーゼは、自身の運転手に扮したテログループのメンバーに監視される。
大統領を暗殺できなければ、デフリーゼの家族は殺されてしまう。
デフリーゼは、秘書・エヴァと警備主任・ポールに大統領暗殺を強要されていることを知られてしまい、運転手はコントロールしづらいポールを見せしめに殺害する。

エヴァは、テログループの隙をついてアメリカ大統領の警備主任・ドイルに大統領暗殺計画の存在を伝える。
しかし、今回の暗殺計画は警備主任・ドイルを中心とするもので、テログループを雇ったのも彼だった。

大統領への警告がバレたエヴァは監視役の運転手に殺害されるが、死の間際に反撃したため相打ちとなる。

ドイルに銃を渡されたデフリーゼは、今回のテロの目的が「アメリカにおける、イスラム系テロ組織に対する強硬な体制づくりの弊害となる(平和ボケした)大統領の排除」だと知らされる。
ドイルは、「一国のトップがアメリカ大統領を暗殺する」という事件を起こすことで、世界中に大きなインパクトを与え、対テロの意識を取り戻す狙いがあった。

デフリーゼは大統領に銃を向けるが、彼女を射殺せず、事前に妻から聞かされていた監禁場所に向かう。

大統領暗殺計画について口外しないことを条件に、解放される首相とその家族。

だが、デフリーゼは大統領が帰国後、彼女に連絡。
暗殺計画の存在と実行に関わったメンバーを明かし、ドイルやベルギーの犯行グループは全員逮捕される。



犯行グループ(というよりドイル)は、大統領暗殺をイスラム系テロ組織の仕業に見せかけたいらしいが、それなのにベルギーの首相を暗殺犯に仕立てていいのだろうか??と思ってしまった。
ドイルが語るには、30年以上アメリカに尽くしてきた身なのに、テロ対策よりも地球温暖化政策に力を入れる大統領ないしアメリカ政府に不満がある・・とのこと。愛国心ゆえのホームグロウン・テロリズムだと思うし、ホームグロウン・テロリズムという題材の魅力は大きいけど、脚本の粗が目立つだけに、納得感がない。
あと、唯一この映画で知ってる出演者がドラマを中心に活躍するアダム・ゴドリーなんだけど、胡散臭い役の多い彼が警備主任な時点で悪役なのは読めたw
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