もんてすQ

マイケルに何があったのか?のもんてすQのレビュー・感想・評価

3.3
ジェームズ・フランコ主演映画の元ネタになった人たちのドキュメンタリー

ゲイ云々関係なくドラマ『11.22.63』のジェームズのイメージが自分の中で固まってしまっていて、ザッカリー・クイントとキスするジェームズへの違和感に耐えきれず、あっちの方は視聴中断...



マイケルもパニック障害に苦しんだり精神的に疲弊していたとは言えども、逆に原理主義派の神学校に行ったりアンチ・ゲイに転向したりするのは...それはそれで自分を追い詰めてしまったのでは?と思わずにはいられない

というか、本当にマイケルはストレートになったのか信じ難い
ヘイトスピーチが激しい、キリスト教過激原理主義派のウエストボロなんとか教会(「故ヒース・レジャーは『ブロークンバック・マウンテン』に出演したから、死んで地獄にいる」とオスカー授賞式会場の前で叫んだりする人たち)みたいな人たちへの、「信仰の力でセクシャリティーは変えることができる」という誤解を深めてしまうのでは...



アメリカは多様な性に寛容と思われがちだけど、逆にバッシングが激しいから寛容さを呼びかける運動が高まった訳だし、アメリカという国の負の側面によってマイケルのアイデンティティに危機が訪れたのかなぁとは思うけど

セクシャリティーに留まらずアメリカの差別問題は根深いと考えさせられた
まぁ元恋人は可哀想すぎるし、よく会いに行ける勇気があるなぁと感心
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