プライ

3D彼女 リアルガールのプライのレビュー・感想・評価

3D彼女 リアルガール(2018年製作の映画)
3.3
女子と話せない超オタク男子高校生が、なぜか校内の美人女子から告白されて付き合うことによって始まる青春劇。

良くも悪くも原作漫画に忠実なのだろう。主人公が大好きなアニメのキャラが画面を飛び出し、主人公と内情を語り合う演出は独自性を感じる。だが、その他のドタバタでコミカルな演出だったり、主人公家族の主人公に対する扱い方だったりは、実写で成立してる絵面とは思えず、ケレン味を通り越してる。原作を読まずとも「あっ、漫画の通りなんだな…」とメタ的に観てしまう。ハロウィンのシーンでは物語が極端に演劇風な表現となり、迷走している。一応、名優陣の演技により、一枚絵として切り取れば絵になっている。濱田マリさんや竹内力さんは出番が少ないにも関わらず、爪痕を残している。とはいえ、他の青春映画でも観られるシリアスな感情のぶつけ合いの方が良い画と良い演技が見れる。

三浦貴大さん演じる医者が悪い男すぎる(笑)何かしらの事情はあったにしろ、後半で起こした決断は、心ある人間がする行動ではない。周囲の人間たちを無視して、自分勝手に決めるにも程度があるやろ(笑)もしや、本作におけるヴィランだったのか(笑)


⭐評価
脚本・ストーリー:⭐⭐⭐⭐
演出・映像   :⭐⭐⭐
登場人物・演技 :⭐⭐⭐
設定・世界観  :⭐⭐⭐
星の総数    :計13個
プライ

プライ