くりふ

アッティラのくりふのレビュー・感想・評価

アッティラ(2016年製作の映画)
3.5
【ポップに狂ってる!…けど今回は薄狂い。】

《変態(メタモルフォーゼ)アニメーションナイト2017》にて。

前回ナイトから首を細長くして待っておりました。

が、面白かったものの前よりは薄味。狂い不足。狙ってのセレクトでしょうが、作家側もそんな流れになっているのかな。世相がどうあれ、この変態アニメの世界なら幾ら狂っても問題ナシで、狂うほどに楽しいのだから節度など保たないでほしい。君の名は。商法なんぞに負けるな!(笑)

今回は本数多いし、感心しなかったものもあるので、印象に残ったものだけ書きます。

…と、前のサイトでは特集上映全体で作品ページがありましたが、こちらにはないため、個別で切り出し、作品ページがあるものに投稿しておきます。メモ的ですが。
ーーーーーーーーーーーーーーー

●アッティラ

クレイアニメの狂人…による線画アニメ。

太古に描いた、自宅ガレージに眠っていた全画をスキャンし、映画として完成させたそうだ。

今回、“変態= Metamorphose”をいちばん率直に象徴する作品。ただただその変化の飛びっぷりと、それを伝える緻密さに驚くばかり。

たぶん思考回路からふつうと違っていて、日本の一流アニメーターが同じことやろうとしてもできない気がする。

他、日本からの新メンバー参加も善き哉と思いましたが、作品は大人しかったですね。変態ナイト、次回はもっと、どこまでも狂ってほしいです。

<2017.8.17記>
くりふ

くりふ