掛谷拓也

ワンダーウーマン 1984の掛谷拓也のレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
3.3
一作目を見ずに鑑賞するのは主人公の葛藤がわかりづらいというレビューも見たが途中で一作目の筋は想像できた。最初のアマゾネス時代の競技のアクロバティックな映像から引き込まれる。2020年代のアクション映画という感じがした。とにかく映像とアクションの動きの滑らかさが意識を捉えて離さない。ワンダーウーマンを演じるガル・ガドットが立っても座っても戦っても倒れても美しい。テレビシリーズのワンダーウーマンを演じたリンダカーターは典型的な白人美人というビジュアルだったが、ガルガドットのエキゾチックでアスレチックな外見はアクションの中で本当に映える。1984年という設定は楽しい。ファッションは今から見ると気恥ずかしい80年代アメリカンファッション。でも、パソコン黎明期のオフィスインテリアが好きなのでスミソニアン博物館の研究施設の中は食い入るように見た。80年代ショッピングモールも良い。全体的に良い印象だった。マーベル作品もDC作品も熱心には見ていないが、アメコミの最近を知るためにKindleでワンダーウーマンを買った。映画の1作目も近いうちに見たい。