このレビューはネタバレを含みます
ジャンピエールレオ出演作を観たことがなかったのでそこへの感慨深さなどはなかったが、早く彼の過去作を観たくなった
犠牲や責任や意味を持っていなかったあの頃の純な姿への郷愁
しかし、死は出会いと語るジャンにも弱々しくも光が見える気がした
決してあの頃の気持ちを失ったわけではない、夢見ることを忘れてはいない、それは幽霊のように危うく虚ろなものかもしれないが、まだたしかに彼は 生きている、かつて生きていたように、この先も
そしてまた出会う、
ライオンを目撃した帰りのバスの中、ジュールのショットが印象的、あの子にとって何かを得た確信的な表情
戸惑いの中にあるくらいが力強かったりする
