たき

きらきら眼鏡のたきのレビュー・感想・評価

きらきら眼鏡(2018年製作の映画)
3.0
どう逆立ちしたって、にんげんは万能になんてなれない。それはわかってる。
世界はいつだっていぢわるで過酷で融通がきかなくて皮肉屋で。
だけどほんの少し見方を変えたり、たった一歩踏み込んでのぞき込むだけで、がらりと変わるかもしれない。
生きていればそこは、いつだって天国になるのかもしれない。

生きたくても生きられない。そんな姿を目の当たりにしてようやく気づくという文法はとてもくやしくて申し訳なくてもやもやするんだけど、紛れもなく真実をついているのですよね。

弥生ちゃんとのデートがもうなんだかいたたまれなさすぎてざわざわした。しかもこのときの弥生ちゃんがまたかわいいんだ。
初登場時からヤバいひとだったけど(この作品の登場人物はほぼほぼ最初みんなヤバいひとなんだけど)、その後の展開は王道だけどよかった。
アケミくんはあかねさんと釣れない釣り堀いってる場合やないですな。
逃した魚はでかい。
たき

たき