シトリン

きらきら眼鏡のシトリンのレビュー・感想・評価

きらきら眼鏡(2018年製作の映画)
2.9
テーマは良いけど全体的にふわふわしていてあまり残らない映画。

きらきら眼鏡をかける事は良いけどいき過ぎると不自然にも感じるんだよね。

振り回されてる明海くんが可哀想だったって感想ばかり残る。
明海の過去を知る前からあかねの行動がかなり積極的。
いくら死んだ元カノの過去があるとは言え、可愛らしいお姉さんにこんな積極的にされたらそりゃあ若い男の子は脈アリって思うよね。

なのに突然「余命宣告された彼氏がいる」って病室に連れて行かれて安藤政信の見た目したカッコいい彼氏が待ってて。

そりゃ小悪魔じゃない?

ただ、色々な病室でのやりとり
「あかねさんの気持ち考えた事あるのかよ」
「俺が死んだらあかねの中で一生1番でいてやる!」
「俺だってあかねを独占していたいよ」
「明海くんは良いじゃん。生きてるんだもん…」
「俺死にたくないよ…」
生きていることがどれだけ幸せかと気付かされる場面だった。

地域映画としては豪華だけど、キャストが好みだったので少々物足りないストーリーだったなと残念に思った。

新人時代の杉野遥亮と志田彩良が出ている。
池脇千鶴のことを映画とは別のインタビューでそれぞれ語っていて、池脇さん好きな自分としては嬉しかった。