辛いことがあったとき、苦しいとき、立ち振る舞いは人それぞれで、隠そうとする人もいれば、溢れてしまう人、他人にぶつけてしまう人、いろんな人がいる。
この物語の登場人物は、みんな嘘がなかった。
それぞれの方法でそれを乗り越えようとするから、ぶつかったり、すれ違ったりすることもあるけれど、多分誰も間違ってはいなかった。
帰り道、道行く人々に目を傾けて、笑っている人、誰かを待っている人、険しい表情の人、それぞれの抱えているものに想いを馳せてみたくなるような、そんな気持ちになりました。
これは原作を読んでみたい。
そして本当に池脇千鶴さんのお芝居が好きだ。きらきら千鶴でした。