メイマーツインズ

モリーズ・ゲームのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)
4.0
《都市伝説のようなサロンが存在した…》

全米に一大スキャンダルを巻き起こした驚愕の実話!
”シカゴ7裁判〟のアーロン・ソーキン監督作品。
”女神の見えざる手〟でジェシカ・チャステインに魅せられた!
彼女の主演作品ということで、Netflixで初鑑賞。


これぞ、波瀾万丈の人生ではないか…

彼女の名はモリー・ブルーム。

オリンピック目前のトップアスリートだった彼女は選考大会で重傷を負い引退。26歳でセレブだけの高額ポーカーサロンの経営者へ。
そして10年後FBIに逮捕され、すべてを失うことに。彼女には子供の時から心に抱える闇があった…

アンダーグラウンドの世界を生々しく描写してあり、とても興味深い。華麗だけど、人間の欲深さ、醜さを凝縮したドロドロした世界。こんな世界にいたら人間不信になりそうだ…(汗)

すべてを失ったモリーの前に現れる父親とのエピソードが切ない。
やはり、子供にとり父親の影響は大きいのだとこの作品でも実感させられる。自分も襟を正します!(苦笑)

モリーを演じるジェシカ・チャステイン。彼女の深みのある表現力はやはり素晴らしい!
父親役のケビン・コスナー。”ボディガード〟”パーフェクトワールド〟のイケメン俳優だった彼が、年輪を重ね、哀愁が漂う素敵な俳優に。
こんな歳の取り方をしたいな…。

幾多の挫折にも負けず、しぶとく生きようとするモリーの姿は、人生に悩む人にとって励みになるかもしれない。

”成功とは失敗から失敗へ
   情熱を失わずに進むこと〟