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モリーズ・ゲームのregencyのレビュー・感想・評価

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)
3.0
Filmarks試写にて。
まずジェシカ・チャステインを主演に据えている点で、キャラクターの説得力を高めている。『ゼロ・ダーク・サーティ』『女神の見えざる手』など、過去主演作を彷彿とさせるタフな役どころはもうお手の物状態。
正直、似たような役どころを立て続けにやりすぎでは?と思わなくもないが…
初監督・脚本も務めたアーロン・ソーキンらしく、とにかく膨大なセリフ量に圧倒されるし、原作のノンフィクションにない親子の葛藤を盛り込んだあたりは、やはり脚本を手がけた『スティーブ・ジョブズ』と同じ。

というかこの作品、撮影に際しデヴィッド・フィンチャーのアドバイスを受けたせいか、作りが『ファイト・クラブ』『ソーシャル・ネットワーク』とソックリ。
そういう既視感からか新鮮味があんまり感じられなかったかも。
初監督だから致し方ない面もあるとはいえ、ソーキン監督ならではの新たな味付けも観たかった気もする。
というわけで次回作に期待。
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