ホーンテッドテンプル 顔のない男の記録のあもすけのレビュー・感想・評価

日米共同制作で舞台が栃木の洋ホラー、という組み合わせが生む変な雰囲気がとにかくときめく。骨董屋でもバーでも日本語と英語の混ざり具合がお互いに変な塩梅だし、怪異も因縁も浮ついたみたいな違和感ばかりで、地元に近い場所が舞台なのに異次元を見ている感じが妙に面白かった。回想的に映像を確認するという構成は肩透かしに終わるしどうにも半端な印象で観終えてしまったものの、寺に辿り着くまでの異界探訪のワクワク感は魅力的だった。