しののめ

ベトナムを懐うのしののめのレビュー・感想・評価

ベトナムを懐う(2017年製作の映画)
3.8
普通と普通の押し付け合い。

普通と普通の押し付け合いにおいて、自身にとっての普通から逸脱した行動は全て悪だしその意図を考えようともしない場合が多い。

「私の普通を理解して」そう思うのは"普通"であるだろうが誰かにとっての正義が他の誰かにとって悪であるように、誰かにとっての普通は他の誰かにとっての異常である。

自分を理解してとわがままに振る舞うことは楽で簡単だが真に理解してもらうことは決してできない。
相手の普通を理解しようとして初めて自分の普通も理解される。

移民の背景など説明されることはなかったが、それはそれで気になりながら見れたので良かった。
説明不足と感じるなら自分で調べて保管すれば良い。
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