「アヤワスカ」の存在を初めて知りました。
「アヤワスカ」はアマゾンのシャーマンが儀式で使う幻覚剤で、木の皮を煎じたお茶です。
飲むと吐き気や腹痛、下痢が起こり、サイケデリックな映像が見えたり、臨死体験に近い感覚を覚えるそうです。
この作品観てから調べたら『カナルタ 螺旋状の夢』でも、アマゾンのシャーマンを取り上げていました。いま上映してるから、時間合えば観に行きたい🤔
ただし、太田監督は大学の卒業制作のためとのことで、本作の主人公ジェームスとは目的が違います。
ジェームスは重度のうつ病になり、精神科にかかっていたが、処方薬に疑問を持ち始めます。処方薬で余計に悪くなってるのでは?と。
アヤワスカが精神疾患や、薬物・アルコール依存症に効果があると知ったジェームスは、ペルーに渡ります。
まずは、欧米人向けにアヤワスカを体験させるビジネス寄りのシャーマンの儀式を体験。
ジェームズは処方薬の成分が体に残っているので、この時は見学のみ。
……が、その儀式で男性が死亡します。
まぢかよーーー!という、私の心の声が頭の中で木霊してました😱
しかも、そのなんちゃってシャーマンはまったく悪びれていなくてどうなってんの?という疑問だらけ😱
ジェームスはそれでも怯まず(うつ症状のせいで感情がなくなっているからかも?)、本物の治療をするシャーマンを探し出し、プログラムに入ります。
タバコとアヤワスカのみを摂取する120日間。
みるみる人相が変わっていき、ビジョンと言われるアヤワスカ(の精霊?)からのメッセージなども聞こえ始める。
悪寒、悪夢、発熱、吐き気、下痢、幻覚……
アヤワスカがもたらすあらゆる痛みを耐えたジェームスは、自分を苦しめていた怒りから解放されたと語ります。
私も苦しみとか憎しみとか心の傷から解放されたい気持ちはあるけど、アヤワスカは絶対無理…😱😱
本作について色々と思うところはあるんですが、ある程度の筋書きはできているし、監督が舵取りをしているのがうっすら伺えます。
いい作品かと聞かれるとよくわからないけど、シャーマンの儀式の一端が観れたのは良かった。
それにしても、あのプログラムに耐えたジェームスは、今何を思ってるんだろうか……。
ややハッピーエンド?って感じで〆られてましたが、その後の彼の人生が気になって仕方ありません。