Dick

サイゴン・クチュールのDickのネタバレレビュー・内容・結末

サイゴン・クチュール(2017年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

❶マッチング:消化不良。
➋時は1969 年のサイゴン。主人公のニュイは、9 代続いたアオザイの仕立て屋の娘だが、新しいファッションに夢中でアオザイの後継者にと望む母と対立していた。ある日、ニュイは何故か突然、2017 年にタイムスリップする。そこでは、母は亡くなっていて、店は倒産し、生家も取り上げ寸前となっていた。そして、そこには48年後の自分がいて、2人が一緒に協力して(驚愕!)店の立て直しに取り組む。その過程でニュイはアオザイの魅力と母の本当の想いに気づいていく。再建に成功したニュイは、タイミング良く(笑)、再び1969 年に戻り、母と一致して「アオザイ道」を邁進する・・・・。
➌いやはや、なんたるご都合主義か!
先人たちが築き上げた「タイムトラベル」の原則は、全て無視のやりたい放題。
こんなことを認めれば、何でもありで、作り手の想像力など必要なくなってしまう。
❹別の見方をすると、「タイムスリップは、ニュイの潜在意識が引き起こした夢の世界だった」と考えれば論理的な説明がつき納得出来る。
❺不満足な一編だった。
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