ゴン吉

ジョン・ウィック:パラベラムのゴン吉のレビュー・感想・評価

4.1
伝説の殺し屋の死闘を描いた「ジョン・ウィック」シリーズの第3弾。
キアヌ・リーブスが主演、ハル・ベリーがヒロインを演じ、イアン・マクシェーン、ランス・レディック、ローレンス・フィッシュバーン、アンジェリカ・ヒューストン、マーク・ダカスコス、エイジア・ケイト・ディロン、サイード・タグマウイらが共演。

伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)は、1作目でロシアンマフィアを叩き潰し、前作で我が家を爆破したイタリアンマフィアを崩壊させるために組織の規則を破ってNYコンチネンタルホテル内で人を殺したため、組織から1400万ドルの賞金を懸けられてNY中の暗殺者から命を狙われる。ジョンは昔の恩人であるバレエ劇場の支配人(アンジェリカ・ヒューストン)の力を借りてNYを抜け出し、モロッコにいる組織の首長(サイード・タグマウイ)に会いに行く。ジョンは首長に結婚指輪をはめた指を差し出して、赦免と引き換えに世話になったNYコンチネンタルホテルの支配人(イアン・マクシェーン)を殺すことを約束する....

「ジョン・ウィック 追放処分は 当の標準時間午後六時に執行となる」
オープニングは前作のエンディングの続きで始まるので、前二作を観ていないとストーリーが分からないかも。
前作では、コンチネンタルホテルの秘密が描かれ、本作ではさらに主席連合の首長が登場し、組織の実態が明らかになる。
本作でも次々と人が死んでいき、ジョンの逃走を助けた人々が組織の報復を受け、やるせない。
本作では、ジョンが得意な銃とカンフーのコンビによるガンフーに加えて、シリーズ恒例のジョンが車に跳ね飛ばされたり、ナイフや馬などを使った多種多様なアクションがノンストップで繰り広げられ、冒頭からラストまでハラハラドキドキで目が離せない。
ネオンカラーのビビッドでスタイリッシュな映像も独特な世界観を醸し出している。
本作のジョンの好敵手は寿司屋・平家の大将ゼロ(マーク・ダカスコス)と二人の弟子(セセプ・アリフ・ラーマン、ヤヤン・ルヒアン)で、彼らはジョンに対して一目置いている。
「俺たちは同じだ」
本作でもお決まりのワンコが大活躍で、ワンコは絶対に殺してはいけませんね。
終わってみれば本作も次作への序章にすぎず、続編が楽しみです。
「君に聞きたい どんな気分だ 私は今本当に 腹が たっている どうだジョン ん? 君もか?」
「ああ」

2024.4 テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替:松崎広幸 訳)
2023.9 BS-TBSで鑑賞(土曜映画デラックス・吹替)
2019.10 テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替)
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