片腕ファルコン

足にさわった女の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

足にさわった女(1960年製作の映画)
3.0
なかなかセンスの良いタイトル。
※けど正直あんまり本編としっくりきてない。。

増村保造監督×市川崑脚本黄金コンビの娯楽作品!
1960年の作品とは思えないアップテンポでスタイリッシュ!!

休暇中の刑事・ハナ肇、美人美脚のスリ・京マチ子のドタバタラブコメディ!前半はずっと特急列車の密室劇という思い切りの良さ。
スリの攻防がなかなか面白い。

京マチ子がスリ生活するのにも訳があったんですねぇ。。
電車で知り合った刑事と作家が後半の展開で活きてくるのが上手いです。
全体的に良くまとまってるんですけど…まとまり過ぎてるのか印象的なシーンが少ない。もっとパンチが効いてる画が欲しいんですなぁ。ラストカットは良かったけども。

京マチ子はどうなんでしょうねぇ、キレイではあるんですけどちょっとトップ前線には上がってこれないですねぇ。。

増村保造監督、まだまだ見れてないけどやっぱり『好色一代男』が1番好きですねぇ~。