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セクシー・ドゥルガ
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セクシー・ドゥルガの作品紹介

セクシー・ドゥルガのあらすじ

北インドから来たドゥルガとムスリムのカビールは深夜の逃避行。最寄りの駅まで車に乗せてもらうが、車中の集団がふたりを脅しはじめ…。闇夜に展開するパンクな不条理サスペンス。ロッテルダム2017タイガー・アワード(最高賞)受賞作。

セクシー・ドゥルガの監督

セクシー・ドゥルガの出演者

原題
Sexy Durga
製作年
2017年
製作国
インド
上映時間
85分

『セクシー・ドゥルガ』に投稿された感想・評価

horahuki

horahukiの感想・評価

3.8
インドでもヒッチハイクはマジ怖い!

闇夜にカップルが駅に向かって逃避行→ヒッチハイク。でも乗せて貰った車にはヤバそうな男二人組!「お願いだからここで降ろして!」なヒッチハイカーと「嫌だ絶対に降ろさない!」なヤバ男2人との、降ろす降ろさないを巡った壮絶バトルの火蓋が切って落とされる!そんな感じのインド産フェミニズムホラー。

内容的にはすんごいシンプルで、降ろす降ろさないの問答を90分の間繰り返すだけ。ヤバ男2人は主人公ドゥルガに性的とも取れるような視線を向け、カップルの関係性等について何度も何度も執拗に問い詰める。車という主従が確立された逃げ場のない空間でドゥルガたちはヤバ男たちの好奇の目に晒され続け、それが不吉な予兆となり、息詰まるような地獄が場を支配していく。

冒頭にドキュメンタリーチックな祭りのシーンが挿入されるのだけど、それはGarudan Thookkam祭りという、女神カーリーを沈静化させるためにガルーダを送り数滴の血を与えるとか何とかそんな感じの儀式的なものらしい。『ミッドサマー』の背中を羽みたいに広げられた人…まではいかないけれど、背中に針を刺された男たちが宙吊りにされガルーダに見立てられ運ばれていくという異様な光景。

監督インタビューによると、インドではタイトルになっている女神ドゥルガーは崇拝の対象らしい。一方では女性(女神ドゥルガー)を崇拝の対象としつつ道端で出会った女性(主人公ドゥルガ)は売春婦のように扱う。そういったインドに根付く価値観の矛盾を炙り出すかのような意図を込めてるみたい。お祭りについては、背中に針を刺されるという暴力(=信仰の名の下に行われる純粋な犠牲)を自分に向けられるのであれば、他人に対して向ける心の準備もできているということだ…という主張らしい。

本作は長回しを徹底しており、車の中の会話を捉えていたかと思えばそのまま車外に出て外の景色を舐めるように写した上でまた車内に戻ってくるという、どうやってカメラを動かしてるのかわかんなくなるくらいの気合の入れよう。それが車内で行われる言葉の暴力とリアクションをリアルタイムで観察する感覚にさせられるとともに、真っ暗でどこにも助けを求めることなどできない地獄のハイウェイ感の双方を同時に強調している。

しかも台本なしの即興らしく、徹底的な長回しなことを考えるとエゲツない熱量の作品だなって感じた。途中一度ドゥルガが涙ぐむシーンやあまりの車内地獄のためにカップルが抱き合うシーンがあるのだけど、こちらまで泣きそうになるくらいに心に響いてくるのはリアリティのあるリアクションを徹底して演者に求めているからなのでしょう。

フェミニズムだけでなく、言語や宗教、支配の構図をも題材としたらしく、インドの怖さを簡易的な縮図のように見せつけてくれる面白い作品でした!
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

4.5
【インドで誘拐されてみる?】
インドの禍々しい祭の熱気からこの映画は始まる。インド南部ケーララ州の奇祭ガルーダン・トゥーカム(Garudan Thookkam)だ。男の背中に針が通され、まるでデスゲームで死ぬ3秒前の状態でえっさこらさと担ぎ込まれる。ガルダというインド神話に登場する火の鳥になりきるのだそう。『ヘル・レイザー』もピンヘッド男大歓喜の祭を10分近く魅せられると、突然真っ暗ガランとした空間が映し出される。そこにポツリと女の人が立っており、ヒッチハイクをしているようだ。そして、どうやら彼女は男の人と駅を目指していることが分かってくる。

そこに車が通りかかる。乗り込むと、ドス黒い不吉な予感が画面全体に広がってくるのだ。トラベルジャンキーなら一度は経験したことのある修羅場の前兆がそこに見えるのです。助手席に座るスキンヘッドの男が執拗に女の人に語りかけてくる。

「あんた名前は?」

それを相方が「彼女はねぇ」というと、「俺は彼女に訊いているんだ!名前はなんて言うんだ?」と尋問し始める。そんな状況にもかかわらず、男のスマホにちょいちょい爆音で通知が入る。緊迫感があるのに状況はどんどん悪くなり、彼女は咳き込み始める。

「おい、水やるよ、飲めよ。」

と煽り始める。

遂に怒り、男は女を連れて車を降りるのだが、車通りが少ない。別の車を拾おうにもなかなか掴まらない。そこに奴らが現れ、「さっきはごめんよ、だから乗ってよ」とまるでDVをする人のような甘美な声で迫り来るう。仕方なく、再び乗ると、今度は警察が現れたり、なんとかして脱出すると、腰にバスタオルを巻いたような変態おっさんコンビに追い回されたりする。90分しかないのに、誰しもが早く終わってくれと思う嫌な空気が充満し、さて彼らは無事に駅にたどり着けるのだろうか?という絶望を指咥えて見つめることとなる。

東京国際映画祭ではあまり話題にならなかったようですが、文句なしにモノホンのインドの恐怖を味わえる作品である。

P.S.何故かMUBIでの配信では、上映前の映画泥棒の映像的なものが付属していたり、映画の途中で「劇場内でのお酒はダメです」みたいなテロップが出ていて興味深かったです。
ア

アの感想・評価

2.5
えーこんなのが賞取っちゃうの。『ビクトリア』なのになりきれていなくてヘビメタに逃げていて残念すぎる映画。つまらない。

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