ひろぽん

虹色デイズのひろぽんのレビュー・感想・評価

虹色デイズ(2018年製作の映画)
2.1
なっちゃん、まっつん、つよぽん、恵ちゃんの性格も趣味も異なる4人の仲良し高校生が、恋や友情、将来への不安などを通じて成長していく姿を描いた物語。
原作は未読で、キャストとジャケ写に引かれての鑑賞。

この豪華キャストの完璧な布陣のはずなのに、なぜか主人公が冴えない佐野玲於という謎の配役が気になる。

いつも美男美女ばかりの主人公が多いから、逆にこういうのありかなって思ったけど、正直イマイチだった。人はやはり美しいものを追い求めるらしい。

キラキラした眩しい高校生の青春物語だが、メインの登場人物が4人の男子と3人の女子の計7人と多く、109分という短い時間じゃ一人一人の人物像や恋するキッカケを描ききれず、薄っぺらく感じてしまった。

とはいえ、メインで登場するウブな雰囲気の吉川愛は可愛いし、まともに相手にされないのに拾ってきた子犬みたいな顔して恒松祐里を必死に追いかける中川大志は応援したくなった。横浜流星のキャラはチャラそうだけど友達思いだし、高杉真宙と堀田真由の存在のおかげで全てのバランスがとれてると思うと凄い。なんだかんだ、先生役の滝藤賢一がインパクト強すぎて印象に残る。


まっつん&まりっぺのツンデレカップルが個人的には好きだな〜。2人の会話のやり取りが秀逸で面白い。

陽キャ風を演出するコールの変なノリが、うるさくて聞いてられなかった…

高校3年間もあるのに、うじうじ勝負もせず長い間片思いを続けるのはもったいないと思う。思い続けたぶん気持ちが高まるのかもしれんけど。

虹色が7色だから7人の色の違う個性豊かな男女キャラを登場させてるのかな?公開日も 上手いこと重なって7月6日の“なないろ”ということか。
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