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二重性活 女子大生の秘密レポートのoden8のレビュー・感想・評価

3.8
この時期の学生さんは大変ね。恋に学業に、恋に生活に、やっぱり恋に。
それは海を渡ったドイツでも同じ。
恋愛と、その他諸々の両立や共存は死活問題。どっかを立てれば、もう片方が立たない。

ゾニアとマーシャ。どちらの彼女も本当の自分。だけど、知らない間に"どっちが私なんだろう"と迷宮に迷い込んでしまう。
理想と現実。高揚感と安心感。どっちかにはあるけど、もう片方にはないもの。その重さだって、心のバランスで変化するのに簡単には選べないよね。

見つけたはずの"リズム"と"自由"は一時の淡い幻想だったんやろうか。

ベルリンの新旧が混じり合う美しい街並みと、洗練されたファッションと音楽とは裏腹に。悩みは重く、どこか薄暗い。自分と闘う女性の自伝を基につづられる物語。

劇中の一言…"未知のモノは愛せない"
分かる気もするけど、認めたくはない言葉。最初は誰もが未知からのスタート。そこからお互いを熟知し合えるかどうかは、人と人次第。努力しても解り合うことなんて稀だけど。諦められへんこともあるよねん。

とにかく、ゾニアがキュートで服装はどれもお洒落で…ずっと観てられる💕www
ただ、一人の女性が悩み藻掻く姿は…
危険な美しさと儚さを感じてしまう。

Cast(役者·キャラ) 4
Story(物語) 3.5
Architecture(構成) 3.5
Picture(画) 4
Acoustic (音) 4
22-377

アナモル探検隊はさすがに…🙊
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