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ラ(ブ)のfuoのネタバレレビュー・内容・結末

ラ(ブ)(2015年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ムンバイに住むサヒルはCMディレクターを務めるアレックスと同棲しているが、彼のだらしなさに苛立ち喧嘩をしてしまう。その週末には、久しぶりに帰国した親友のジェイと共に旅行へ行くことになっていた。旅の途中で、サヒルはジェイの想いに触れていく…。

Netflixでの配信が4月で終了とのことでしたので、急ぎ鑑賞しました☺︎

親友の二人が旅行する場面が物語の大半を占めますが、とても美しいインドの山岳地帯を見ることができるので癒されました。岩場で二人が座って過ごした時間の尊さは忘れられません。

作品を通して、親友から恋愛へ発展するかそうでないかの揺らぎがうまく描かれていて良かったです。特にジェイを見ていると、この子はサヒルのことが本当に好きなんだな〜というのがよく伝わるので可愛らしかったです。

また、サヒルがモテる男なんですよね。食事の場やホテルの部屋での彼氏(アレックス)対親友(ジェイ)という構図のバチバチのやり取りは印象的でした。サヒルが相当愛されている男性ということが伝わります☺︎

ただ、サヒルもジェイも共に見ていられない部分はありました。サヒルのジェイに対して誠実とは言えない態度は情けないですし、ジェイが自制できなかった点も残念でした。

サヒルのジェイに対しての愛情は親友としてであって、恋愛感情からくるものではないということなのでしょうが、彼にはもう少しはっきりして欲しかったな…。ジェイにも非はありますが、気の毒に思える所はありました。

インドの素晴らしい風景とともに、恋愛のすれ違いのほろ苦さが堪らない一作です。
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