ドスティ

ローマンという名の男 信念の行方のドスティのレビュー・感想・評価

3.9
増量しスターオーラを消してサヴァン症候群の人権派弁護士を演じたデンゼル・ワシントンが素晴らしい。
実在の人物かと錯覚する程の深いキャラ造形に感服。

信念を貫くには現実社会は厳しく、困窮した主人公が倫理観を見失い道を外れる姿は痛々しく辛い。

コリン・ファレルは最初の印象を見事に裏切ってくれるし、本当に良い役者。

傑作「ナイトクローラー」のダン・ギルロイ監督・脚本なので期待したけど、信念は継承されるも毒も捻りも無い話なのが残念。

大好きなスピナーズの名曲「いつもあなたと(I'll Be Around)」がラストで印象的に流れるので嬉しかった。
ドスティ

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