ねぎおSTOPWAR

犯罪都市のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

犯罪都市(2017年製作の映画)
4.0
マ・ドンソクさん体験二回目の今回。
彼は身近なドウェイン・ジョンソンです!最高!

2004年の実際の韓国を映画化したそうです。
《警察vs地元ヤクザ》 → これはまあなんとか仲良く、うまくやっているわけです。
そこに中国から朝鮮族がやってきて、
《朝鮮族vs地元ヤクザ》 → 朝鮮族 超強い!!
そして
《警察vs朝鮮族》 → 一網打尽じゃ!大クライマックス!
(朝鮮族って「哀しき獣」(ナ・ホンジン監督)にも描かれています)
相当に暴力が描かれていて、実際見せはしなくともあっち切られこっち切られのブッスブス!!
とってもコミカルに出来ていて、視聴年齢制限(韓国)ついてるのがもったいないくらい。

・・まあ仕方ないですね。


以下はそれなりにネタバレありますので、未見の方はご遠慮ください。








もう興奮しまくったのはラストトイレですな。
最終ボスキャラ、「この人は見たことないなあ」と思っていたら、なんと「国選弁護人ユン・ジンウォン」のユン・ゲサンじゃないですか!えぇーっ気付かなかった。
このボスが個室トイレに隠れた瞬間・・ということは・・「そうだよねー!!」カメラを一気にグーーっと引くと、師匠きたー!!!!
最後腕を取って一回反対方向にねじったかと思ったら、再度せーのでボキボキっ!!この時のボスの悲鳴が、わしの心に住むサドを満足させましたとさ。その腕を手錠で便器の手すりにつなぎ、FINISH!パンチ!

またしても韓国映画の凄さを感じました。
そこまで凝っているわけでもないし、取り立ててどうというのもない。
でも潔いというか、パンチが効いているというか、行ききっているというか・・。
オーソドックスに攻める際は自信満々に思い切り攻める。
つまりこの映画だと集団で路地を歩くシーンの迫力とか、闇討ちするときの車を突っ込ませるところとか、逃亡シーンの車道を突っ切るところ。
日本だと仕込んじゃう。「撮影してまーす」なんですよね。(「孤浪の血」はまあイケてたと思います)
また、少年が厨房で電話するところ、見せかけての社長からの電話。これもオーソドックスですけど、まさかのこの少年すら半殺しという鬼っぷり。こうなると電話トリックは目的じゃなくなる。

いやあマ・ドンソクさんの眉間と相まってなんか凄いっす。