たき

東京ヴァンパイアホテル 映画版のたきのレビュー・感想・評価

3.0
「東京ヴァンパイアホテル 映画版」を観る。

園子温監督。絶対グロいだろうなあと思いながらも、夏帆無双が観られそうなので観ました。
結果グロいはグロいんですが、特殊効果がとにかくお粗末なのでギャグにしかなってないレベル。「ミスミソウ」よりひどい。

ケイオス。

それはそうか。アイデンティティの拡散をこれでもかってほど描き切るとこんなふうになるのですね。拡散とはほんとよく言ったもので。

マナミのクリスマスの妄想はエグすぎますね。
とにかくここじゃないどこかへ行きたい。

Kはほんとは、まんざらでもなかったんですかね。
でも葛藤があったのかも。
どっちが本当の自分なんだろう。

誰にも必要とされない。
なりたい自分もわからない。
せめてそこにわかりやすい正義くらいあってくれればいいものを、世の中そんなにやさしくもない。
それはもう、血の海にふたり、沈むしかないわけですね。
どこに、どうやって立てばいいかわかんないわけですから。
交差するふたりの笑顔がなんともせつねえバッドエンドでした。

夏帆のファーストカットはシビれた。こういう厨二設定大好物な上に夏帆。かこよかった。そしてエロかった。

殺陣がカメラワークも含めてたぶん珠玉なんだけど、いかんせんスピードと安定感が…なんだかふらふらしてるのが玉に瑕。めちゃくちゃ惜しい。でもエロいから許す。

森七菜とか清水あいりとかってどこに出てたんだろう。
斎藤工とか戸塚純貴とか瞬殺されててわろた。笑。
あとチョコプラのひと出てた…?
たき

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