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1922のGOのネタバレレビュー・内容・結末

1922(2017年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

スティーブンキング原作のNetflix製作作品。
原作未読のため、再現度は分からない。
1922年、主人公は妻が義父から想像した広大な農地で生計を立てていたが、妻がその土地を高値で売却し、その資金を分けて離婚し、息子も連れて行こうとすることが物語の発端。恋人と離れたくない息子と共謀し、妻を殺害して目的を達成したかに見えたが、全てが暗転していく。
最後には息子と片手と家畜を失った末、自身で農地を二束三文で売却し、オマハで末端の労働者になってしまうという悲惨な話で、一連の出来事を主人公が1930年に回想する構成になっている。1930年は1929年に起こった世界恐慌の真っ只中。考え過ぎかもしれないが、スティーブンキングは何か意図したのかもしれない。
スリラーとはいえ特に怖さもなく、派手な映像もなく、淡々としていた印象。ネズミが苦手な人は気持ち悪いと思うかもしれない。


本編とは関係ないが、ネブラスカ州オマハは敬愛するウォーレンバフェットとチャーリーマンがの故郷であり、バークシャーハサウェイの本拠地。世界で一番訪れたい場所の一つだ。尚、バフェットが生まれたのは1930年、チャーリーマンガーは1924年である。彼らが生まれる直前のネブラスカ州の風景を僅かばかりでもイメージすることが出来たのは良かった。
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