何だろう、バブル期の日本映画にも通じるチャラいノリと馬鹿馬鹿しいネタで押しきるスタイルは嫌いじゃないけれど徹底的にそれで貫き通してくるので辟易させられる。ハードボイルド映画を徹底的にパロディ化するという試みは理解できるけれど、やってることは『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』の加藤茶と志村けんによる探偵が繰り出すコントコーナーと一緒でむしろ日本のほうがよく毎週違うネタを作ってくるなと感心する(加藤茶によると映画のビデオを見てネタを拾っていたらしい)。
それでも鈴木則文でもやらなかったエロいミュージカルシーンは見物。