ウディアレン感満載。お洒落で、ほろ苦くて、とにかくロマンティック。
天真爛漫、無邪気で美人な記者志望のアシュレーと、古き良き時代から抜け出てきたような風変わりでロマンティックなギャッツビー。
名前からお洒落で、二人の衣装もすごくキュート。
冒頭からの二人の会話の噛み合わない感にクスリと笑いつつ、軽やかに進んでいく物語。
この物語感がたまらないです。
ニューヨークの美しい街並みにタクシー、雨が降り始めそうな曇り空のセントラルパーク、人気の少ない静かな美術館、窓の向こうに流れる雨粒と甘やかなピアノの音色、お洒落で古風なバーと秘密を隠して生きてきた人。
どこまでもウディアレン作品で、しばらくこの世界観に浸っていたい気持ちです。
