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レイニーデイ・イン・ニューヨークのqkilogramのレビュー・感想・評価

3.0
全体的にとても綺麗でおしゃれな作品。
雨の日のニューヨークは美しかった。
それにしても人間関係、恋模様、スキャンダル、本当に忙しい街。
母親に苛立ちはあるがどこか期待には応えたい、認められたいと思ってしまっているギャッツビー。強制されてやらされてたはずのピアノや芸術に自分から好んで向かってしまう点、アシュリーを好きな理由がいかにも母親が認めてくれそうな女性という点、からそうわかります。
そんななんとなく生きてきた彼が母親のカミングアウトを機に母親のプレッシャーから解放されて本当の自分を見つめ直していくという成長を描いた映画。
作者のウッディアレンはアカデミー賞の授賞式を無視してジャズ演奏をしていたり、交際相手の養子の女の子と体の関係を持ってのちに結婚、などと世間の意見や道徳的なことは一切考えずに自分の心の声を抑えることなく感情のままに進む人物
振り返ると登場人物の全員が自分勝手で無茶苦茶です。
そんな彼の思想が詰まった映画でした。映画というツールで自分を表現した感じ、もちろん作品としては低評価!
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