日常にかけられた呪い
落ちぶれたカメラマン
無感情に野菜を撮影する
そんな彼の前に水着姿の女性の霊が現れる
女性が誰かはわからない
デリヘルの運転手を掛け持ちし、住む家にも追われてしまう男
幽霊はナゼ彼の元に現れたのか
何処にも行けない居場所が無い
ピントのズレたリアルに流され
夜の東京に溶け込む不思議な空間
他の短編に比べると毒気は薄い
何処となくファンタジックでコメディ色のある作品。
ただイイ感じにうらぶれている
こんなクサクサした気分には身に覚えがある
ただ幽霊は現れなかったけど
東海林毅
なかなか侮れない
強く引き込まれていく自分がいる
偏愛ビジュアリストの世界