平田一

エクスティンクション 地球奪還の平田一のレビュー・感想・評価

4.5
この手のSFアクション物って展開がどんなにベタでもチープにならなきゃ楽しいですし、ルックス重視で起用されないところも好きなとこですね。しかもちょっと捻りがあれば予測がつかなくなってくし、だから未だにこの手の映画を見るのはやめられないですね。

Netflixオリジナル映画『エクスティンクション(地球奪還)』は王道と巧妙な捻りが非常に効いていて、終盤では非常に深みを宿していたのが最高です! てっきりベタなSFアクション映画の一つと思ってて、主人公は殺しのスキルを持ってた記憶喪失者…そう思って身構えてたら、想定外の映画です(『トータル・リコール』みたいな映画と本気で思ってましたからw)!

詳しくは是非とも本編を楽しんでほしいけど、僅か90分間にこれほどのツイストを、思わぬ深みを与えてくれる映画だなんて嬉しいです。何故主役にマイケル・ペーニャが起用されたかの理由も、主人公であるピーターととある事情で遭遇したマイルズとの触れ合いのためだと思うと素晴らしく、逆転の発想が感銘の極みです!

映画化されていない脚本を対象とした映画製作マッチングプロジェクト「ブラックリスト」に選ばれたのも納得の映画です!
平田一

平田一