パージシリーズの前日譚。まだアメリカ全土で施行される前の「実験」として、ニューヨークのスタテン島だけで行われた初のパージ。
それぞれ高い報酬を求めて参加するが、果たして生き残れるのかーーーという話。
映画全体としてはまあまあ面白かったと思う。
だけど、誰が生き残るのかわからない感じを面白く見せようとしたのか、
登場人物が多くさらにポリコレ配慮か、主要キャラクターほぼ黒人という内容なので、特に男性は誰が誰だかよくわからなくなってた。
主要キャラクターの人間ドラマも分散してしまった気がして何だか惜しい。最初はイザヤのストーリーになるのかと思ってた。主人公がシフトしていった感じがある。
あと、登場人物の数のわりに、殺したい欲望や金ほしさに狂った奴らが想像よりほんの少ししか出てこなかったので、何だか心情が理解できない部分が何ヶ所かあった。
パージ中にパーティで踊る奴らとか(死にたいのか？)、水鉄砲男とか(実弾も許されるのになぜ？)。
あと殺す側じゃない人たちも不可解な点あり。
なぜみんな教会で一夜越せると思ったか？(大金貰えるの知ってそうなのに)
貧しい中で頑張って生きてる人たちに光を当てたかったようなのは感じた。
