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プーと大人になった僕のNの人のネタバレレビュー・内容・結末

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

私が物心ついた頃から好きなプーさん。吹替しかやってなくて、クリストファーが圧倒的堺雅人やったのが少し残念やけど、プーと仲間たちはアニメのままの声で安心しました。

ブックオブプーの感じの実写やったらちょっと怖くて苦手なんですけれども、映画はさすがに純粋に楽しめました。

プーさん大好きな私にとっては、最初のクリストファーのお別れ会でプーがハチミツだらけになってるところが既に可愛くて愛しくて涙。

クリストファーが構ってくれなくても、マイペースに過ごすプー。プーのペースってすごい心地良いんやけど、映画みたいに現実世界でしかも大人になったら相手になんかしてられないんですよね。社会の荒波に揉まれてすっかり変わってしまったクリストファーにとって、プーは正直居て欲しくない存在なんですよね。仕事仕事っていう社会がそうさせてるんですよね。それがすごい、、、大人になるのを嫌にさせてくる、、、、、、(笑)

プーと一緒に、プーのペースで、毎日楽しく遊んで暮らせるならばどれだけ幸せだろうか。子供にもどりたーーい 100エーカーの森行きたーーーーい

プーさんがとにかく最後までほんとにずっと可愛いんですけど、たまに言うセリフがグッと心に来るんですね。深く考えんでも、スッと入ってくる言葉。「君は君でしょ」とか、「君は壊れてないよ、少しシワになってるけど(年取ってシワになったクリストファーに対して)」とか。このシーンめっちゃ好き。

ちょっと書きたいことが多くて感想もぐっちゃぐちゃなんですけれども、忘れていた何かを思い出すって多分こういう感情。プーさんのおかげで心がフワッと軽くなった気がします。これからも、ずっとずっと大好きなプーさん。ツラくなったら一緒に「何もしないでいること」をしようね。
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