filmarksさん、このページのamazonprimevideoのリンク先が、ジョン・ウイリアムズの映画になってるの修正してくださいですお(20/04/05現在)。そりゃウイリアムズだけどさあ。
タイトルでいえば、ウイリアムズとは「ウイリアムズF1」というレーシングチームのことでもあるが、この映画ではフランクウイリムズの家族の物語。
しかし、フランク本人のインタビューはあるものの、あまり本音を語っているようではない。むしろ彼は脇役であり、映画で貫かれるのは妻のジニーからみたフランクと、家族を継承するチーム代表となったクレアの視点が中心となっています。
レースに取り憑かれた男がレーシングチームを立ちあげる。大恋愛からの結婚。大事故からの車椅子生活。フランクのレース復帰後、初の母国開催となった86年のイギリスGPの勝利までがクライマックス。
F1ファンの自分としては、80年代のホンダとの強力タッグや、90年代の最強時代をフランクがどう語るのか、という期待もあったのだけど、残念ながらレースに関してはほとんど描かれない。しかし、彼を支えた家族の物語を知ることで、なぜあの最強時代があったのか?と腑に落ちる。逆境時代なくして栄光はないのだ。
劇中には出てこないし、記憶が定かではないのだけど、妻のジニーといえばインタビューでウイリアムズがGPを勝ちまくって最強の時代に
「でもきっと今にウイリアムズの車が予選を通過しただけで大喜びする時代がまたやってくるわ」と言っていたのが印象的。
人生は浮き沈み。妻のジニーは車椅子生活になったフランクを「逆境を楽しんでる」と語った。果たしてそのスピリットは2013年にチームの副代表となった娘のクレアに引き継がれるのか。ここ2年はかつての栄光がウソのように屈辱のコンストラクター10位に沈んでいるウイリアムズ。だけどフランク一家は「ウイリアムズがもうダメだ!なんてここ何十年の間で何回もきいたわ!」って笑ってるのかもしれない。やっぱスポーツって大河ドラマだわ