horahuki

ザ・バトル ネイビーシールズVSミュータントのhorahukiのレビュー・感想・評価

2.6
生徒たちを犠牲にすることでカッコイイ車を手に入れて、さらに彼女と婚約までしてしまう元ネイビーシールズの奮闘を描いたバカ映画。

本作も未体験ゾーンで公開されたホラー映画。全く期待してなかった分、思ったより面白くて楽しめました♫

あらすじ…
教師をしてる彼女と彼女の生徒数名を連れて森の奥地に写真撮影に来た元ネイビーシールズの主人公。各々写真撮影を始めたところに食人族が襲撃。1人だけ難を逃れた主人公が単身彼女の救出に乗り出すお話。

ジャケ画像、他の映画と間違えてませんか??
高層ビル、廃墟のような町、ゴツい銃と軍服…何一つ出て来ません。実際は森、素手、ナイフと時々弓の薄着男です。ミュータント軍団も、放射能汚染と近親相姦が原因で生まれた奇形の奴らで、人間の肉を食って生活してる『サランドラ』的なタイプ。しかも弱い。

内容的にはホラーアクションな感じで、ジャケに書いてるような主人公vs食人族をグロシーンありで描いてます。でもハラハラする戦いは基本的にはなくて、筋肉ムキムキゴリラな主人公が食人族をいとも簡単にひとりひとりぶち殺していくシーンを永遠と見せられます。完全にただの筋肉無双。一応ホラーに分類されてるけど、究極まで劣化させた『コマンドー』とか『ランボー』を見てるような感じ。

見せ場となるシーンも含めて全体的に坦々としてる上に、物語の要所となる部分だけを繋ぎ合わせた映像を見せられてるような気分になるんですよね。見せ場を盛り上げるための演出とか余白が皆無で、いきなり見せ場が入ってそれが終わったら次の見せ場みたいな。最初から最後までダイジェスト版を見せられてるような印象なので、内容が薄く感じてイマイチ盛り上がらない。あと、正直、生徒たち要らなかったような…。ほぼほぼ主人公が彼女助けにいくだけの話だし。

ただ、ホラーとされてるだけあってグロシーンや血糊は割と頑張ってます。CGが多いのは残念ですけどね(^_^;)アクションもそれなりにカッコイイし、ピンチに陥ることなく無双していく爽快感もあるので、サラッとおバカ映画見たいときには楽しめるかも。
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