ジャンリュック

カメラが捉えたキューバのジャンリュックのレビュー・感想・評価

カメラが捉えたキューバ(2017年製作の映画)
4.0
最高品質のドキュメンタリー🎦

ドキュメンタリーって、どれだけナマの情報を捉えて伝えるかが、作品の質を左右すると思う。

その点この作品は、ジャーナリストのジョン・アルパート氏が
40年以上にわたってキューバを訪れ、
継続して3つの家族の様子を捉え
カストロにも度々会って肉声をGET
という、究極の定点観測。

そしてその結果として、社会主義国家の栄枯盛衰を庶民レベルで生々しく伝えている。

特に冷戦終結後の物資不足に伴う貧困や治安の悪化、そして亡命‥といった様子が生々しい。

また社会の発展が非常に遅いことも見てとれる。農耕用の牛が盗まれたことを嘆いていたけど、そもそも90〜00年代に牛で耕しているんだから。

ただそんな中でも、キューバの人たちがいつも親しみの持てる笑顔で、どこか楽天的なのが救いかも。


なお個人的には🇨🇺キューバ民にとても親しみを持ってます。なにしろ福岡県在住でホークス応援してるので⚾️➰