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サイコキネシス 念力のheroheroのネタバレレビュー・内容・結末

サイコキネシス 念力(2017年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

冴えない父親が突然サイコキネシスを使えるようになる事の理由付けは、単純明快で悪くない。
その念力で地上げ屋達を翻弄するまでも楽しめた。
しかし、その後が頂けない。
娘達が、立ち退きに反対するとはいえ、強制執行にやってきた警察官達へ火炎瓶を投げるなど、明らかに法を逸脱していて、悪役であるはずの地上げ屋と同レベルに成り下がってしまっている。
しかも火炎瓶の炎が警察官に燃え移ってる描写まであり、殺人未遂とも言える犯罪行為だ。
韓国では、大義名分さえあれば警察などの国家権力に属する人間は、殺してもいい存在というのが、一般認識なのだろうか。
その辺がどうしても付いていけず、クライマックス以降は、いくら主人公が活躍しても、楽しめなくなってしまった。
最終決戦の相手を、何故地上げ屋ではなく警官隊にしてしまったのか疑問だ。
コメディだからと言って主人公の倫理観を疎かにした時点で、ラストの感動シーンも台無しになってしまう。
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