ワンカット毎を切り取って見てみると一枚絵としては素晴らしいカットが多いが
、映画というのは一枚絵ではなくカットとカットのつなぎとか、それぞれのカットの長さが異なることによるドライブ感だとかそういうことなので、その辺は完全におざなりになっていてダメ。
橋から船に飛び降りるカットの繋なんかも下手くそだった。
おかげで茶番感が倍増している。
てかそもそも、黒沢直輔って全然上手くない。『ズームイン 暴行団地』は素晴らしいがあれは桂千穂の訳わかんないパワーによるもの。
妹が1Lの牛乳パック直飲みしてたり、娘の子分2人のパンク青年が頭ごっつんしながらグルグル回転してるのは良い。
いつものイケメン担当:影山英俊が、ヤクザ役でパンチパーマに髭なのは笑った。
泉じゅん単体の良さで言うと彼女の中でも屈指の良さ。