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赤い天使のotomのレビュー・感想・評価

赤い天使(1966年製作の映画)
5.0
壮絶。手を血で染めた天使こと若尾文子の従軍看護婦っぷりが敵なしな具合。あの手この手でおもちゃにされた末に男物の軍服コスの「靴!」でSとM等々ごった煮なプレイが網羅されてて頭がクラクラする。このレベルの高さな上にあの従順さを発揮されたら、モルヒネ漬けでフニャッた芦田伸介を奮い立たせるなど朝飯前な気がする。からの『さくらの認識票』交換でまぁドラマチック。凄惨な現場が舞台とはいえ、調子に乗って要求上げてくる川津祐介には画面のこちら側から怒声を浴びせたくなる。極限なる様をそのまんま切り取った様な作品。傑作。
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