ざきを

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのざきをのレビュー・感想・評価

3.8
メキシコ麻薬戦争。
国境での小競り合いのような聞こえかもしれないけど、間違いなく大きな戦争。改めてそう実感する作品。アメリカとメキシコの国境付近、そこには恨みと怒りしかない。

麻薬カルテルを潰すために、ボスの娘を誘拐するが、作戦はなかなか思いもいかずに…
前作ほど善悪の判断について良心に訴えかけるようなストーリーではなかったけど、報復が報復を生み取り返しのつかなくなる悪の連鎖は前作と同じだった。

監督が変わるとキャラクターの本質が少し変わるのがよく分かる作品だった。
多分ドゥニ監督ならマットをもっと冷酷に描いていたんじゃないかなと思ったり。こうやって色々考えてしまうのは続編のいいところであり悪いところだったり。

何やら続きのありそうなラスト…次は劇場で観たい!
ざきを

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