つちのこリータ

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのつちのこリータのレビュー・感想・評価

4.5
再度数回みなおして再編集。

テロとの戦いが海外にいた敵から内に潜む市民と見分けのつかない敵へ変わったまさにタイムリーな移行期の映画の傑作です。

アメリカの圧倒的軍事力を背景にした雪辱を晴らすレスポンスの早さとCIAのお粗末な情報分析で一体何人の無関係な人命が失われたか…

さながら麻薬抗争を繰り広げるメキシカンマフィアとアメリカ政府がダブって見える所も本作の見所です。

1作目と2作目で監督陣が変わり質の低下とかよく言われますが、本作は脚本がしっかりしてるからか前作とほぼ変わらない重厚で闇深い世界を垣間見る事ができます。

重低音主体で底で何かが蠢いている様なBGMがより緊張感を高めます。

前作、本作と繋がって次回作は嫌でも期待値が高まります。起承転結でまとまっているとすれば、次回作の敵はまさか…⁈

もう映画だけじゃ語り尽くせないから海ドラで出して欲しい…