これはひどい。
基本、映画はツッコむよりもなるべくいいとこはないかを探しながら観るようにしてるんですが、ちょっとこれは参った。ヤバい。ここまでツッコミどころしかない作品ははじめてかもしれない。
周りに請われるまま、なりたい自分になれない彼女と、
なりたい自分にはなれたけど、決して周りには受け容れられることはない彼。
確かにジュブナイル的な部分は好きな構造なんだけども、なんだろう。まったく共感できなかったのはなんでなんだろう。
やっぱり普通に主役ふたりがいろんな意味でアウト以外のなにものでもないからか。
ストーカーですよね。普通にストーカーですよね。あの男のどこに惚れる要素があったのか。顔か。やはりイケメンが正義か。男の方も終始顔面目当てだし、ある意味お似合いのカポーか。
それだけならまだしも、もうひとつの柱であるサスペンス的な部分はさらに目も当てられない有様で。なんのひねりもない。脈絡もない。見掛け倒し。どんでん返す気さえないのか。そもそもサスペンス的な見方してた俺が間違ってたの? と自己嫌悪モード発動してしまうレベル。
予告編とヒロインさんのスタイルだけはよかったんだけどなあ。