「おはようございます、コバニの皆さん。"おはようコバニ" のディロバン・キコです。」
シリア北部に位置するクルド人街コバニ。ISによる支配から解放されたコバニで、友人とラジオ番組をはじめた大学生ディロバンを追ったドキュメンタリー。
インフラが整備され、大学に通う者もいる街が、黒い服を着た集団にあっという間に支配されていく光景が物凄く怖い。
戦いの後に待っていたのは瓦礫の山と瓦礫から掻き出される人体の一部、そして心身ともに傷を負った住民と兵士たち。
現在、教師として子どもたちの教育に携わっているというディロバン。彼女を含め、街の希望であり続ける若者たちをとても尊敬する。
私たちも世界の歴史と教育から目を背けてはならないと改めて思った。
