クモ怪人

ラジオ・コバニのクモ怪人のレビュー・感想・評価

ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)
2.5
ISとの戦闘で瓦礫と化したシリアの街、コバニが復興に向け立ち上がる。肉感的な女子大生、ディバロンが手作りのラジオ局を立ち上げ、人々に復興の息吹を届ける。本作は、兵士として戦死したディバロンの姉に捧げられたものだ。

ディバロンが未来の我が子に向けて戦争の悲惨さを語り出す。実際の街の様子や戦闘シーン、死体フェチが喜ぶシーンなど、迫真的な映像が迫ってくる。ツクリモノではない。映画ではなく本物のドキュメンタリーだ。

残念なことに、ラジオ放送を通じて、コバニの人々に希望や連帯感を与えた感が全く感じられなかった。淡々としすぎている。ドキュメンタリーであるが故だろうか。
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