阪本嘉一好子

ヒトラーを欺いた黄色い星の阪本嘉一好子のレビュー・感想・評価

ヒトラーを欺いた黄色い星(2017年製作の映画)
4.7
第二次大戦中ベルリンで強制収容を逃れ身分を隠して生き残った1500人のユダヤ人のうち4人にインタビューしそれに映像を入れ映画化した作品🎞
この中の一人の男性は最後の強制収容所行きの列車で送られる一歩手前で親がドイツ人のためドイツ人として扱われ?解放された。でも隠れているときベルリン侵入してきたロシア兵に捕まった。助かると思いきやロシア兵は彼をドイツ人だと思い殺そうとした。ベルリンのユダヤ人は全員抹殺されたと聞いていたから。この男性はあくまで自分はユダヤ人だと主張するが証明出来ないのでロシア兵はもしユダヤ人なら『Shima YIsrael』 を言えるだろうと言った。この男性はおどおどしながら暗唱し始めた。ロシア兵の顔つきが変わり突きつけていたピストルを下げこの男性に近寄り抱きしめた。このロシア兵もユダヤ人だったのだ。

ベルリンのドイツ人はこの4人を助けた。ドイツ兵も。生き残った1500人もドイツ人に助けられた人が多いに違いない。ネチ体制の中で生きていても人の道をまっとうする人は素晴らしい。