ホロコーストとは何だったのだろう？何故ドイツ人は何百万人ものユダヤ人を殺したのだろう？
史実に忠実に作られた映画である。本人たちのインタビュー映像と当時のドイツ国内の映像が何度も挟み込まれ、迫害を逃れるために、いかに必死であったか？がわかる。
登場人物は４人の若者で、それぞれは面識も無いし、出逢う事もない。四者四様の話をドキュメンタリーの様に、というかドキュメンタリーだなこれ。
だから、前半ちょっとダレるんだよ。それに生き残って過去を振り返るインタビューがあるから、あまり切迫感が感じられないのも残念な所。
だが、当時のドイツ人も100％反ユダヤ主義だった訳ではなく、好意的な或いは積極的に彼等を匿う人達もいたのだ。いつの時代も“真に正しい道”を見失わぬ様にあるべきなのだが、果たして我々にも可能なのだろうか？そんな事考えさせられた。
