リプリー

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のリプリーのレビュー・感想・評価

3.9
公開初日!IMAXレーザーGT3D字幕版にて鑑賞。
三部作シリーズの最後、などと言うがほとんどの作品がMCUという巨大な物語に奉仕する形になっている作品が多い気がす。近作だと「アントマン&ワスプ クアントマニア」が最たる例だし、「スパイダーマンNWH」もホームシリーズの最後と考えると歪だ。遡ればあのキャプテン・アメリカすら三作目は「シビルウォー」だったわけだ。
だから創造上の相違、という理由で監督の降板はザラだし、仮に続投しても脚本まで兼任しているケースはない。

そうガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは例外だ。
ジェームズ・ガンが監督、脚本を担当し、「MCU初の失敗作か?」という下馬評を見事にひっくり返し、MCU屈指の愛されキャラクターを生み出したのだ。
やはり一作目の出来が良すぎた。ニ作目も賛否はあるが僕は泣いた。

さあ、本作はどうか。確かに150分ある上映時間退屈はしない。
しかしいくらなんでも重すぎやしないだろうか。僕はかなり見るのがしんどかった。辛かった。
もちろんそれは敢えてなんだろう。ただ個人的にはもっと笑わせてほしかった。笑えるシーン、やり取りは相変わらずあるが、例えるなら手術中の扉の前で交わされるのだ。これで笑えと言われても…。
確かにきれいな三部作だと思うが、ちょっと僕は見ててしんどい、という感想が勝ってしまった。