ざきを

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のざきをのレビュー・感想・評価

5.0
やっぱりガーディアンズオブギャラクシーは最高の映画でした。

アダムウォーロックの襲撃によって瀕死になったロケット。ロケットを救うためにガーディアンズが立ち上がる!

彼ら一人一人で見たらスーパーヒーローだなんて到底言えない、でも彼らが集まれば、スーパーヒーローなんだ。
銀河のはみ出しものたちが、家族となり悪を倒す。信頼すること、絆の本当の強さをガーディアンズは知っている。1作目からそのメッセージは変わらず、一貫している。毎回同じメッセージだけど、そのメッセージは、家に帰ってソファーに座ってのんびりテレビを見ているときのような安心感がある。
上手に言葉に表せなくて、相手を罵ったりしてしまう荒くれ者たちだけど、ドラックスみたいないい父親もいて、ガモーラのようないいお姉さん、マンティスとネビュラのようなてのかかる妹もいて、クイルのお節介なお兄ちゃん的な存在、意外と面倒見のいいお兄ちゃん的なロケットにグルートの末っ子感、ポンコツ兄ちゃん的なクラグリン、みんなのペットコスモ。最高の家族をこのガーディアンズでは見せてくれる。

クスッとできるし、グスッともできる。
笑いと涙の緩急が素晴らしいバランス。さすがガーディアンズオブギャラクシー。新しいアダムウォーロックのキャラもバッチリだし、ホリデースペシャルの小ネタや、最後の最後のスタンリーへの敬意、どのシーンも最高すぎでした。

ガン監督ラストのMCU作品。
ディズニーはこの監督を手放したことを後悔するはず。こんな面白い作品、心から愛されるキャラクターを作る彼を。
良いシーンを挙げたらキリがないけど、これと一つ言うとしたら最後の曲。ガーディアンズ1作目の最初の曲で最後を締めるなんて最高の演出じゃないですか。
ガン監督自身のガーディアンズへの愛と尊敬の溢れた作品でした。
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