チーズマン

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のチーズマンのレビュー・感想・評価

4.6
シリーズ通しての。
vol. 1 2 3 それぞれにジェームズ・ガン監督らしい“家族”というものを描いていて、その点でも今作の終わりはとてもしっくりきたし、じんわり沁みました。
特にエンドクレジットですかね、1番良かったですね。

なにもかもがバラバラな者達が集まり、皆が痛みを共有しそれぞれお互いに替えのきかない存在であるはずなのに割と出入りが自由で絶えず入れ替わりのある不思議な集団。
なのに、そこになにか名前をつけるならやっぱり“家族”としか言いようのないものを見せられてるんですよね。
そしてここに辿り着くまでの道のりには、どうしようもなく血のつながりに振り回されてしまうvol.2を通る必要があったことに、遡ってこのシリーズが更に好きになる作品でした。

終盤のチームアクションがここに極まったようなシーンや、クイルとガモーラの最後のやり取りなど、上がるシーンと泣けるシーンと笑えるシーンがバランスよかったですね。
そしてロケット、ほとんど今作の主役ですが、架空のキャラのしかも動物に対してまるでリアルの友達かのような感情で「本当に、よかったな」と声をかけたくなるような作品だったと思います。

アイアンマンの頃から追っているとMCU作品全体を通して“長い付き合い”感が出てきますが、個人的にこの『ガーディアンズ〜』は特にそれが強かったんだなと実感しました。
終わっちゃうのが寂しいですね!
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